諏訪部の採取記録~山菜・きのこ・釣り~

田舎で山菜やきのこを採ったり、釣りしてます。

長野県浮世絵の旅

久しぶりに、一人旅に出ました。

今回の目的地は、長野県小布施町にある北斎館。そこで開催されている「ロックフェラー・コレクション 花鳥版画展」を見るのが、この旅の一番の目的です。

とはいえ、せっかく長野まで行くのだから、それだけで帰ってくるのも惜しい。

初日は松本市内を観光することにしました。

まず向かったのは松本城。

黒漆が使われている城は派手さはありませんが、妙に目を引きます。

そして長野まで来たからには蕎麦くらい食べておこう。そんな、いささか義務感めいた理由で、松本駅近くの立ち食い蕎麦屋へ。

松本城

松本駅近くの立ち食い蕎麦屋にて

腹ごしらえをしたら、松本市内にある日本浮世絵博物館へ向かいます。このとき開催されていたのは、「水」をテーマにした展覧会でした。

これまで浮世絵を見るときは、北斎や広重に目が行くことが多かったのですが、ここで思いがけない出会いがありました。

月岡芳年の「月百姿 大物海上月 弁慶」です。これが、とても良かった。

風景画や花鳥画ばかりを見てきましたが、歴史画というジャンルに出会うことができました。

日本浮世絵博物館

夜は松本市内の居酒屋でジビエ尽くし。個人的にはうさぎが美味しかった。鶏肉に近いけど、少し癖がある感じが自分に刺さりました。

うさぎ肉の茶碗蒸し

鹿、猪、うさぎ肉のすき焼き

いよいよ今回の旅の目的地、小布施町の北斎館へ。

北斎館

ロックフェラー・コレクション「花鳥版画展」

旅行前から楽しみにしていたのは、歌川広重の「白梅に寿帯鳥」でした。ところが、実際に作品を見てみると、心に残ったのは別の一枚。同じく広重の「八重桜に鷽」です。輪郭線を用いず描かれる桜のやわらかさや色合いが刺さりました。

こういう予定外の出会いがあるから、わざわざ足を運んで実物を見るのかもしれません。

その後北斎館周辺を散策

小布施町内を散策

そして旅の最後は、信州味噌を使った味噌ラーメンで締めました。

これが、この旅で一番おいしかった。

信州味噌ラーメン

今回は浮世絵に城と、私にしては珍しく文化的な旅になりました。

松本では月岡芳年に出会い、小布施では広重の「八重桜に鷽(小鳥)」に出会った。

旅に出る前には予定していなかったものばかりが、帰ってきてからも頭に残っています。

なかでも「八重桜に鷽(小鳥)」は、本当に素晴らしかった。

レプリカを買って、家に飾ろうかな。と結構本気で考えています。

トマトの天津飯

トマトの天津飯

先日作った「トマトと卵の炒めもの」。トマトと卵の相性がいいことは知っていましたが、思いのほか印象に残ったのは、生姜でした。
この卵とトマト、生姜の組み合わせがあまりにも気に入り、「この味を別の料理にも生かせないだろうか」と考え始めました。そこで思い付いたのが天津飯です。
一般的な天津飯は甘酢あんやオイスターソース風味ですが、今回は生姜の風味を生かしたさっぱりとした仕上がりを目指しました。

トマトの天津飯

材料(1人分)

材料 分量
トマト 中玉3個
かにかま 3本
生姜 1/2片
砂糖 ひとつまみ
(A)水 大さじ2
(A)紹興酒 大さじ2
(A)鶏がらスープの素 小さじ1
(A)塩 小さじ1/2
黒胡椒 適量
サラダ油 大さじ1
ご飯 お好みの量


作り方

  • まずは下ごしらえから。トマトは4等分のくし切りにして砂糖をまぶしておく。かにかまは手でほぐし、生姜は千切り、ねぎは斜めの薄切りにする。卵は(A)を加えてよく溶き混ぜる。
  • フライパンに少量のサラダ油(分量外)を熱し、かにかま、生姜、ねぎを炒める。ねぎがしんなりしたら、一度皿に取り出す。
  • 同じフライパンに少量のサラダ油(分量外)を加え、トマトを入れる。あまり動かさず、皮がやわらかくなるまでじっくり炒める。
  • 炒めた具材をすべて卵液に戻し入れ、軽く混ぜ合わせる。
  • フライパンにサラダ油を熱し、強火で卵液を流し入れる。大きくゆっくり混ぜながら半熟状に仕上げ、ご飯にのせる。仕上げに黒胡椒を振れば完成。

感想

一般的な天津飯とはひと味違う一皿になりました。トマト本来の旨みと甘みがしっかり感じられます。ふわふわの卵に、とろりと崩れたトマトが絡み、やさしい味わいの中にも満足感があります。
そこへ生姜とねぎの香りが加わることで、全体の味がぐっと引き締められます。黒胡椒のアクセントもよく効いていて、ただやさしいだけではありません。
カニの風味はあまり感じなかったため、カニカマはなくてもいいかもしれません。(それは天津飯かはさておき・・・)

今年は例年になくトマトが豊作です。サラダやパスタだけでなく、中華や和食にも取り入れてみると、まだまだ新しい発見がありそうです。しばらくは、この夏の恵みを楽しみながら、トマト料理の幅を広げていきたいと思います。

トマトと卵と豚バラの炒め物

トマトと卵と豚バラの炒め物

我が家の家庭菜園でも、少し遅れていたトマトがようやく次々と色づき始めました。トマトがたくさん採れ始めると、まず思い浮かぶのが中華料理の「トマトと卵の炒め物」。甘酸っぱいトマトとふんわりした卵は間違いのない組み合わせですが、私には少し物足りなく感じることがありました。そこで加えたのが豚バラ肉です。さらに生姜をしっかり効かせることで、暑い季節でも箸が進む、食べ応えのある炒め物を目指しました。

トマトと卵と豚バラの炒め物

材料(2人分)

材料 分量
トマト 大玉1個
2個
豚バラ肉 100g
生姜 1/2片
砂糖 ひとつまみ
(A)紹興酒 大さじ1
(A)鶏がらスープの素 小さじ1
サラダ油 大さじ1
塩胡椒 適量

作り方

  • まずは下ごしらえ。トマトは8等分のくし切りにし、砂糖をまぶしておく。豚バラ肉は一口大に切り、さっと湯通しして冷水に取る。卵は(A)を加えてよく溶き、生姜は千切りにする。
  • フライパンに少量のサラダ油(分量外)と生姜を入れ、弱火で香りをじっくり引き出す。
  • 生姜の香りが立ったら中火にしてトマトを加え、あまり触りすぎず、皮がしんなりするまで炒める。
  • 炒めたトマトと生姜、豚バラ肉を卵液に加え、全体を軽く混ぜ合わせる。
  • フライパンにサラダ油を加えて強火で熱し、卵液を流し入れる。ゆっくり大きく混ぜながら火を通し、半熟状になったら塩胡椒で味を調えて完成。

感想

トマトと卵の相性の良さは言わずもがな。そこに豚バラ肉が加わることで、一気に主菜になります。特に気に入ったのは、生姜の存在です。生姜の爽やかな香りがすっと抜け、全体の味をきりっと引き締めてくれます。
毎年たくさん採れるトマト。いつもなら冷やしトマトなど生で食べることがほとんどですが、こうして主菜になる料理がひとつ増えると、家庭菜園の楽しみもまた広がります。今年の夏このレシピの出番が増えそうです。

生ピーマンとボロネーゼ風

生ピーマンとボロネーゼ風

福岡名物として知られる「パリパリピーマン」。我が家では家族みんなの大好物で、子どもたちは本気で「ピーマンの肉詰め」と呼ぶほど、すっかり定番の料理になっています。ちょうど家庭菜園のピーマンも次々と実をつけ始め、毎日のように収穫できるようになりました。
さて、このお気に入りの料理を見ながら「この組み合わせは、パスタにも応用できるのではないか」と思いました。肉の旨みをたっぷりまとわせたボロネーゼ風のソースに、生のピーマンを合わせたらきっと美味しいパスタになるのではないか。そんな思いつきから作ってみたのが、このパスタです。

生ピーマンとボロネーゼ風

材料(1人分)

材料 分量
合挽肉 100g
ピーマン 3個~5個
玉ねぎ 1/4個
椎茸 1個
生姜 1/4個
パスタ 100g
(A)ケチャップ 大さじ1/2
(A)日田醤油「天然だしの素」 大さじ1/2
(A)水 400cc
醤油 小さじ1/2
味噌 小さじ1/2

作り方

  • まずは下ごしらえ。玉ねぎと生姜はみじん切りにする。椎茸は5mm角に切る。ピーマンは縦半分に切って種を取り、3時間ほど冷蔵庫の中で水にさらしてから横向きに細切りにする。
  • フライパンにサラダ油(分量外)を熱し、合挽肉を加えて中火で焼き色が付くまで炒める。
  • 肉にしっかり焼き色が付いたら、玉ねぎ、椎茸、生姜を加え、さらに炒める。
  • (A)をすべて加えて加熱し、沸騰したらパスタを加える。袋の表示時間を目安に茹で、水分はちょうどなくなるよう調整する。
  • 茹で上がったら、用意しておいたピーマンの半量を加えて全体を混ぜ合わせる。
  • 器に盛り付け、残りの生ピーマンをこんもりとのせれば完成!

感想

狙い通り、生のピーマンがいい仕事をしてくれました。初めに肉の旨みが詰まった濃厚なソース。そこへシャキッとしたピーマンの食感と苦みが重なります。ピーマン好きにはたまらない一皿になりました。今回は一人分にピーマンを3個使いましたが、5個使っても問題ないと思います。
家庭菜園のピーマンはまだまだこれからが本番です。定番の「パリパリピーマン」から始まった発想でしたが、思いがけず新しい我が家の定番候補がひとつ増えました。

茄子と豚肉のバジル炒め

茄子と豚肉のバジル炒め

バジルと聞いて真っ先に思い浮かぶのは、やはりジェノベーゼをはじめとしたイタリア料理ではないでしょうか。けれど我が家では少し違います。夏になると何度も食卓に並ぶのは、台湾料理の「三杯鶏」です。醤油をベースにした甘辛い味付けに、最後に加えるたっぷりのバジル。常備菜として毎週のように作っていますが、あまりの美味しさに次の日にはなくなってしまいます。

suwabesaisyu.hatenablog.com

この「醤油とバジル」の相性の良さは、きっと他の料理にも応用できるはず。そう思って調べていると、台湾にはナスとバジルを炒める家庭料理があることを知りました。それなら、豚肉を加えれば、立派な主菜になるのではないか。そんな発想から生まれたのが、この一皿です。

ナスと豚肉のバジル炒め

材料(2人分)

材料 分量
なす 1本
玉ねぎ 1/4個
豚肉(生姜焼き用) 150g
バジル 30g
生姜 1/2片
小麦粉 大さじ1
(A)水 50cc
(A)醤油

大さじ2

(A)酒 大さじ2
(A)砂糖 大さじ1
(A)オイスターソース 大さじ1
山椒、一味唐辛子 お好みで

作り方

  • まずは下ごしらえ。ナスは一口大に切り、10分ほど水にさらしてアクを抜く。豚肉は細切りにして小麦粉をまぶす。玉ねぎはみじん切り、生姜は千切りにし、(A)はあらかじめ混ぜ合わせておく。
  • ナスは少量の油(分量外)で皮目から焼き、全体がふっくらするまで炒めたら一度取り出す。
  • 同じフライパンに少量のサラダ油(分量外)を熱し、生姜を炒める。香りが立ったら豚肉を加え、火が通るまで炒める。
  • 玉ねぎを加えて透き通るまで炒めたら、ナスと(A)を加えて全体を絡める。
  • 最後にバジルを加え、さっと炒め合わせれば完成!

感想

今回は素麺にたっぷりとかけていただきました。ひと口食べると、まずナスにしっかり染み込んだ甘辛い醤油だれの旨みが広がり、そのあとを追うようにバジルの爽やかな香りがふわりと鼻へ抜けていきます。豚肉を加えたことで満足感も十分です。そして美味しいタレをたっぷり吸った素麺がとても美味しいです。
醤油とバジル、今年の夏は、この組み合わせを軸に、もう何品か新しい料理を試してみたいと思います。

ふきのとうレシピまとめ|諏訪部の採取記録【随時更新】

このブログを書き始めて、気づけば3年目になりました。
山菜を採って、料理を作り、記事を書き続けるうちに、レシピも少しずつ増えてきました。今回は私が最も好きな山菜「ふきのとう」について。苦みも香りも個性的で、合わせる食材によってまったく違う表情を見せてくれるのが、ふきのとうの面白いところ。今回は、その中でも特におすすめしたいレシピをまとめてみました。

ふきのとうとベーコンのアヒージョ

ふきのとうとベーコンのアヒージョ

我が家で不動の人気を誇る、No.1ふきのとうレシピです。
ふきのとうのほろ苦さ、ベーコンの旨み、そしてとろけたチーズのまろやかさ。それぞれの個性が絶妙なバランスで重なり合い、これを食べると「今年も春が来たな」と感じさせてくれる一皿です。合わせるなら、ぜひ「インドの青鬼」を。苦みの強いビールですが、ふきのとうの風味をさらに引き立ててくれます。

レシピはこちら

ふきのとう肉味噌

ふきのとう肉味噌

油をしっかり使うことで苦みがほどよく和らぎ、ご飯が止まらなくなる味わいに仕上げています。「ふきのとう味噌は少し苦手…」という方にも、ぜひ一度試していただきたいレシピです。炊きたての白いご飯との相性は言うまでもありません。

レシピはこちら

ふきのとうバター

ふきのとうバター

ハーブバターから着想を得て生まれた、お気に入りのアレンジレシピです。バターの濃厚なコクのあとから、ふきのとうの爽やかな香りがふわりと鼻へ抜けていきます。特にステーキとの相性は抜群で、春ならではのごちそうに仕上がります。

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ふきのとう豚キムチ

ふきのとう豚キムチ

「これは合うのだろうか」と半信半疑で作った一皿でしたが、予想を大きく上回る美味しさでした。
パンチのあるキムチに、ふきのとうのほろ苦さが加わることで、いつもの豚キムチがぐっと奥行きのある味わいになります。ご飯はもちろん、ビールとの相性も抜群です。

レシピはこちら

キュウリと卵の生姜炒め

きゅうりと卵の生姜炒め

今年の家庭菜園で最初に収穫できたのはキュウリでした。しかも今年はやたらと採れる。思い返せば、春先の土づくりには例年以上に力を入れました。その成果なのかもしれません。理由はともかく、たくさん採れるのはありがたいことです。
さて、このキュウリ。いつもなら味噌をつけてかじるか、漬物にするかが定番です。けれど、これだけ収穫できると少し違う食べ方も試してみたくなります。
そこで思い付いたのが卵炒めでした。中華風にするならオイスターソースが間違いないのでしょうが、それでは少し面白くない。もうひと工夫できないかと考えて浮かんだのが、鶏ガラスープと生姜の組み合わせです。生姜の風味が入れば、夏らしい軽やかな炒め物になるのではないか。そんな発想から生まれた一皿です。

キュウリと卵の生姜炒め

材料(2人分)

材料 分量
キュウリ 1本
豚肉切り落とし 100g
2個
生姜 1/3片
サラダ油 大さじ1
鶏ガラスープの素 小さじ1
適量

作り方

  • まずは下ごしらえ。キュウリは縦半分に切り、斜めの薄切りにする。卵は塩ひとつまみを加えてよく溶いておく。生姜は千切りにする。
  • フライパンにサラダ油大さじ1を入れ、強火で熱する。そこへ卵を流し入れ、半熟状になったら一度取り出す。
  • 同じフライパンに少量のサラダ油(分量外)を足し、生姜を炒める。
  • 香りが立ったら豚肉を加え、火が通るまで炒める。さらにキュウリを加え、食感が残る程度にさっと火を通す。
  • 最後に卵を戻し入れ、鶏ガラスープの素と塩で味を整えれば完成!

感想

想像していた以上に、キュウリが炒め物によく合いました。火を通したキュウリは初めて食べましたが、嫌な食感もなく、予想以上に美味しいです。そこへ卵のやさしい甘みと豚肉の旨みが加わり、どこか懐かしい家庭料理のような味わいに仕上がりました。生姜も狙い通りで、口に運ぶたびにふわりと香りが立ち上がり、全体をさっぱりとまとめてくれます。
家庭菜園のキュウリというと、生食ばかりになりがちです。しかしこうして炒め物にしてみると、まだまだ可能性がありそうです。今年は豊作の気配がありますし、しばらくはキュウリを使った新しいレシピをあれこれ試してみようと思います。